大規模修繕工事が始まったらあとはすべて施工業者がやってくれるから安心と思っていませんか?
施工業者と予算や施工範囲などについて打合せを何度もしているから問題ないと思いがちですが実際はそうではありません。
多くの施工業者は設計仕様書に則って、工事を進めていきます。また誠実に業務を進めてくれるはずです。しかし、ごくわずかですが管理組合の知らない(わからない)部分において不正をはたらき、工事費の水増しや工事のごまかしを行っている業者が存在します。
[ 不正の一例:実際にはない劣化をつくり、現実よりも劣化を多くする。実際工事をしなければいけない部分について、見えない部分を補修したことにしてしまい、工事をごまかす。仕様で決まっている材料よりもコストの安いものに勝手に変えてしまう。工事において必要な施工をしないでごまかす(3層施工すべきき箇所で2層しか施工しない)など ]
そのような業者の不正を、建築知識の少ない人たちの集まりである管理組合だけで見破ることが果たしてできるでしょうか?
通常どのような契約形態であっても、大規模修繕工事中、要所要所において施主(管理組合)立会いの下、確認や検査などを実施します。しかし専門知識をもたない管理組合が、施工のプロである業者の行うことの整合性を判断することは非常に困難です。証拠となる施工写真も改ざんする事だって不可能ではありませんし、実際の立会い検査の時だけ正規の方法を実践して、その部分だけ確認してもらえばいいだけです。
このような業者は当初の見積金額が他社に比べて、かなり安く設定していることが多いです。管理組合として安いのはとても良いことですので、通常は競合他社よりも有利になり、契約にいたることも多くなります。(そういう事態にならないために当社の[業者選定補助業務]があるのです。)
しかし、その安く出された見積り金額のマイナス分を埋めるかのように、工事中不正な手段で工事費の水増し、工事の手抜きをし、結果的に当初の金額よりはるかに高い工事費がかかってしまうことになるのです。
当社の工事監理業務では
施工業者の工事を専門的な知識と経験をもとに当社スタッフが定期的にチェックして、適正な工事が行われているかを監視します。
検査なども管理組合の立場で、厳格にチェックし、改善させるなど必要な指導をします。
また、定期的に会議を設け、管理組合様への進捗状況報告を弊社、施工業者同席で行います。